ORS-Mini
超高安定レーザー

MENLO Ultrastable Laser Systems ORS Mini 3w

Specifications

主な機能と利点

堅牢で優れた設計の19インチラックマウント型8U装置
フィールドでの使用可能 (共振器が強固に固定)
クラス最高の位相雑音
OEMインテグレーションに最適なシステム
レーザーロック自動化—24時間365日動作

	ORS-Mini
波長	1542 nmまたは1064 nm
安定性 (1秒におけるMADEV、直線ドリフト除去)	<5 x 10^-15
線幅	<2 Hz
位相雑音 (レーザー光源に依存)	-33 dBc/Hz (10 Hzオフセット時) -94 dBc/Hz (10 kHzオフセット時)
出力	>10 mW (SC/APCコネクタ)
PDHサーボバンド幅	1.5 MHz
共振器スペーサー	5 cm, ULE, キューブ型 (イギリス国立物理学研究所との共同開発)
自由スペクトル領域	3 GHz
直線ドリフトレート	約150 mHz/s
振動絶縁プラットフォーム	内蔵無

Description

ラックマウント型のORS-Mini超高安定レーザーシステムは、フィールドでの使用とOEMインテグレーション用に設計されています。極狭線幅のレーザー光と優れた周波数安定性を実現します。

システムの中核を担っているのはファブリーペロー共振器(長さ5 cmのキューブ型スペーサー)で、連続発振型レーザーの周波数基準として機能します。この共振器は超低膨張ガラス(ULE)で構成されており、熱膨張がゼロとなる真空中で動作します。共振器にはアクティブ防音機能が備わっており、実験室の過酷な環境下でも最高の性能を達成できます。共振器を強固に固定することで、光路の再調整を必要としない可搬性を実現しました。

本システムはMenlo Systemsが独自に開発した最新世代のSYNCROコントローラで動作します。SYNCROコントローラは汎用性が高く、直感的に仕様出来るように設計されたモジュール式の電子機器プラットフォームです。低雑音のレーザードライバーや超高速(アナログ)サーボループなど、レーザー周波数安定化に必要なエレクトロニクスを全て格納しています。7インチのフロントパネルのタッチスクリーン、または遠隔PCのGUIにより全てのパラメータをコントロールできます。搭載されているソフトウェアにより自動共振器ロックとシステムモニタリングを行えます。