Description

世界初の光周波数コム製品の供給元であるメンローシステムズは、20年以上にわたり超安定レーザーの革新技術を活用してきました。現在も独自のfigure 9^®技術に基づくフェムト秒ファイバーレーザーのポートフォリオを拡張するべく研究開発を継続しています。

 

YLMO中赤外領域シリーズ: パワフル、チューナブル、コンパクト

新製品YLMO mid-IRは、中赤外領域において100 mWでフェムト秒パルスの出力が可能です。ボタンを押すだけで3-5 µmにわたってチューナブルなパルスが出力されます。400フェムト秒を大きく下回るパルス幅は周波数および時間領域の用途に最適です。小型設計で非常に安定した出力が再調整不要で実現できます。あらゆる中赤外分光測定に対応が可能です。設置は数分程度で完了し、費用対効果が良く、高輝度な中赤外光源です。 

 

YLMO-520: 周波数二倍化と汎用性を両立

YLMO-520は、YLMO 1040 nmイッテルビウムレーザーの周波数二倍化レーザーで、150フェムト秒以下のパルス幅で500 mW以上の平均出力を実現できるレーザーです。汎用性の高い設計で、任意の出力分割比で1040 nmとの同時出力も可能です。高ピーク出力、高安定性、長期間の安定した性能により多光子励起、ポンププローブ分光、二光子重合などの用途に最適です。

 

ELMO High Power: テラヘルツ波発生機能がさらに充実

The エルビウム添加レーザー1560 nm ELMOシリーズは、最大380mWの平均出力と45フェムト秒のパルス幅を実現し、過酷な環境下で24時間365日の作動が可能です。2022年の改良として、ELMO High Powerモデルを当社の新しいファイバー結合型光伝導アンテナと組み合わせ、高帯域のテラヘルツ放射を最適化しました。最大30 mのファイバー長やマルチブランチ出力などのカスタマイズ可能なオプションによって汎用性が非常に高く、ELMOシリーズはテラヘルツ時間領域やその他の用途に最適なシステムです。

 

ELMO 780 High Power: 超短パルスを解析サンプルへ

ELMO 780 High Powerモデルは、1560 nmレーザーのELMOシリーズに周波数二倍化モジュールを搭載し、780 nmにおいて通常最大200 mWの平均出力を60フェムト秒のパルス幅で実現します。精巧な分散補償により、音響光学素子、顕微鏡対物レンズ、その他の光学部品を問わずそれらの短パルス幅を解析サンプルへ届けることができます。ELMO 780 High Powerは、当社のモジュラーコンセプトの汎用性を備えており、当社の産業用フェムト秒ファイバーレーザーの製品ラインにシームレスに適合するため、OEMインテグレーションに対応しています。

 

安定化と同期化: システムソルーションをご提供

当社独自の figure 9^®ファイバーレーザー設計により、非常に低い雑音レベルでカスタマイズされた繰り返し周波数、繰り返し周波数チューニング、同期化、非同期光サンプリング (ASOPS)またはキャリアエンベロープ位相 (CEP)安定化への対応が可能です。2022年、さらに制御電子機器の小型化、費用対効果、使いやすさを新たなレベルへと進化させるべく開発を行っています。