Description

新型レーザードライバー

バタフライレーザーダイオード用の新世代の低雑音ドライバRLDを開発しました。これらのレーザーは当社の超高安定レーザー製品シリーズのフロントエンドとして使用されます。このレーザードライバによりレーザーRINが20 dB向上し、より高い変調帯域幅をご利用いただけるようになりました。また、当社独自のサーボループフィルタを用いることで、共振器安定化のフィードバック帯域を2倍以上に拡大し、サーボ帯域幅を1.7 MHz超にシフトさせました。それにより、キャリアエンベロープオフセット周波数と高オフセット周波数における位相雑音を低減させることに成功しました。

 

より包括的なシステム自動化

当社は昨年世界初の完全自動化サブヘルツレーザーの製造販売を発表し、超安定レーザー市場におけるテクノロジーリーダーとしての地位を確立しました。

今年は、超高安定レーザー製品ラインアップの重要なアドオンとして自動化パッケージをご提供することが可能になりました。自動化パッケージはファイバー雑音キャンセルパッケージ(FNC)と強度雑音抑制サーボから構成されています。FNCは、ドップラー効果による位相変化で安定性を損なうことなく、超高安定レーザーの光を長距離伝送することができます。強度雑音抑制サーボはハイエンドのFS-XTALオプションに含まれ、10-16の性能レベルを達成できない原因となる微小な共振器長変動につながる振幅変動を抑制します。

自動化ルーチンは、ボタンを押すだけで実行されます。SYNCROコントロールユニット(第3世代、2021年発売)で制御されていて、アーキテクチャからユーザーインターフェースまで完全に新設計のソフトウェアです。リモート制御はMenlo-Core-UIを介して提供され、アプリケーションプログラミングインターフェースはPhyton、JavaScript、ECMAScript、C++、C♯に対応しています。