ASOPS
非同期光サンプリングシステム

Specifications

機能と利点

エルビウム添加ファイバーを使用したC-Fiber (ASOPS DUAL COLOR, ASOPS TWIN)およびイッテルビウム添加ファイバーを使用したorangeシリーズでは、Menlo Systemsのフェムト秒レーザーを１つのプラットフォームで組み合わせることができます。ここでは2つの可能なシステム構成をお示しします。

NEW: TERA ASOPS 高速スキャンテラヘルツ時間分配システムもご提供できるようになりました。

	ASOPS DUAL COLOR	ASOPS TWIN
繰り返し周波数	100 MHz	250 MHz
繰り返し周波数オフセット調整	Δf = -10 kHz .. + 10 kHz, 10^-5 Hzずつ	Δf = -10 kHz .. + 10 kHz, 10^-5 Hzずつ
時間測定ウィンドウ	10 ns	4 ns
スキャン時間 1/ Δf	0.1 ms @ 10kHz offset, 1 s @ 1 Hz offset	0.1 ms @ 10kHz offset, 1 s @ 1 Hz offset
データポイントの増分 Δf / Rep²	1 ps @ 10 kHz, 0.1 fs @ 1 Hz	160 fs @ 10 kHz, 0.016 fs @ 1 Hz
レーザーヘッド
中心波長	1560 nm / 780 nm	1560 nm
平均出力	>100 mW / >100 mW	>75 mW / >75 mW
パルスエネルギー	>0.4 nJ	>10 nJ
パルス幅	<90 fs / <120 fs	<150 fs / <150 fs (after 6-m PM fiber)
出力ポート	2 x フリースペース	2 x ファイバー結合型 FC/APC
ピエゾ調整範囲	>100 Hz	>625 Hz
ピエゾバンド幅	>30 kHz	>30 kHz
ステッパ―モーター調整範囲	>330 kHz	>2 MHz
トリガー信号	オフセット周波数でのTTLレベル、立ち上がり時間25 ns以下	オフセット周波数でのTTLレベル、立ち上がり時間25 ns以下

Description

時間分解測定では、超高速パルスが反応を引き起こし、2番目のパルスが誘発された変化のスナップショットを撮ります。ポンプパルスに対してプローブパルスの到着時間をずらすことにより、刺激された過程を時間内に追跡できます。非同期光サンプリング (ASOPS)技術により、機械的な遅延ラインなしに数ナノ秒の時間遅延以上の高速スキャンが可能。ポンプ及びプローブパルスを供給する超高速レーザーは、調整可能な繰り返し周波数の差でロックされます。レーザーは同じ繰り返し周波数の値にロックすることもでき、レーザーパルス間の相対位相をずらすことで、システムは約100 psの短縮された時間ウィンドウでの測定を可能にします。２つの操作モードの切り替えは、ボタンを押すだけで行えます。

非同期光サンプリング技術の利点

より高速な取得時間
時間測定ウィンドウの増加
可動機械部品無し (ビーム試行安定性の向上、スキャン速度の向上)

ASOPS DUAL COLOR 1560/780により、10ナノ秒のタイムウィンドウでの測定が可能です。このシステムは、2色の超高速分光用途用に、1560 nmおよび780 nmで150フェムト秒以下のパルスを提供します。長寿命過程の調査がフェムト秒の解像度と比類のないデータ取得率で実現可能です。

1560 nmの出力を備えたASOPS TWINシステムは、4ナノ秒でのウインドウでの測定を可能にします。150フェムト秒以下のパルスは長さ6 mの光ファイバーパッチコードでサンプルに送られます。ファイバー結合設計により、このポータブルシステムは産業環境やリモート検出が必要な場所への統合に最適です。

Options

Customization with any combination of two Menlo Systems’ femtosecond fiber lasers

Ytterbium systems (1040nm, 520nm)
orange

Hybrid systems (1560nm & 1040nm) and/or second harmonic generation (780nm & 520nm)
C-Fiber
orange